呉式太極拳は、楊露禅の子楊班侯に師事した呉全佑という人物と、その子共の呉鑑泉によって確立されたと言われています。
呉鑑泉が上海精武体育会で教授したことにより、中国国内はもとより、香港を中心とした華僑の間に広く普及しました。
呉式太極拳の動作は、緊密でまとまっており(小架式)、楊式初期の風格を残していると言われています。
満州族の投げ技を中心とする武術シュアイジャオに由来するといわれる前傾姿勢が特徴的な太極拳です。